介護職の日勤専従に転職した場合の給料は、常勤なら月給18万〜25万円前後が一つの目安です。ただし、これは求人の地域や施設、資格、経験によって大きく変わる目安で、全国一律の金額ではありません。
日勤専従は夜勤手当が付かないため、夜勤ありの介護職から転職すると、月収や年収が下がることがあります。一方で、夜勤の回数が多かった人は、生活リズムや体の負担を考えると、給料だけでは判断しにくい働き方です。
介護職の日勤専従の給料は月給18万〜25万円前後が目安
日勤専従の給料は、正社員かパートか、保有資格、経験年数、勤務する地域によって異なります。特に、夜勤手当や資格手当、処遇改善に関する手当が含まれているかで、同じ月給でも条件が変わります。
| 働き方 | 給料の見方 | 確認する内容 |
|---|---|---|
| 正社員・常勤 | 月給制が中心 | 基本給、各種手当、賞与、年間休日 |
| パート・アルバイト | 時給制が中心 | 時給、勤務時間、週の勤務日数、賞与の有無 |
| 契約社員 | 月給制または時給制 | 契約期間、更新条件、正社員登用の有無 |
求人票の「月給」は、基本給だけでなく資格手当や処遇改善手当などを含む場合があります。反対に、固定残業代や特定の勤務条件を満たした場合だけ支給される手当が含まれていることもあるため、月給の数字だけで比較しないことが大切です。
日勤専従は夜勤ありより給料が下がることがある
日勤専従の給料が夜勤ありの働き方より低くなりやすい主な理由は、夜勤手当が付かないためです。夜勤手当は勤務先によって金額が異なり、夜勤の回数が多いほど月の支給額にも差が出ます。
たとえば、これは実際の相場ではなく、差を計算するための仮定例です。
- 夜勤手当:1回8,000円
- 夜勤回数:月4回
- 夜勤以外の給料:日勤専従と同じ
この場合、夜勤手当だけで「8,000円×4回=月3万2,000円」です。賞与や夜勤回数、基本給が同じであれば、日勤専従へ変わることで、単純計算では年間約38万4,000円分の夜勤手当がなくなります。
ただし、夜勤ありの職場では夜勤手当以外の勤務条件や基本給も異なることがあります。この計算を実際の年収差としてそのまま使わず、応募先の給与明細や求人票で確認してください。
パートの日勤専従は時給と勤務時間で決まる
パートの給料は、時給に実際の勤務時間と勤務日数を掛けて計算します。月給制の求人と違い、祝日や勤務日数によって月ごとの収入が変わりやすい点に注意が必要です。
仮に時給1,300円で、1日8時間、月16日勤務した場合は、次の計算になります。
1,300円×8時間×16日=月16万6,400円
これは税金や社会保険料などを差し引く前の計算例です。実際の手取り額は、勤務先で加入する社会保険、扶養の状況、勤務日数などによって変わります。
パート求人を見るときは、時給だけでなく、次の条件も確認しましょう。
- 1日の実働時間と休憩時間
- 週の勤務日数
- 土日祝日の勤務が必要か
- 資格手当や処遇改善手当の支給方法
- 賞与や一時金の有無
- 社会保険の加入条件
日勤専従の給料を左右する5つの条件
1.保有資格
介護福祉士などの資格がある場合、資格手当や資格を条件とした求人に応募できることがあります。無資格・未経験向けの求人と比べて給与条件が異なる場合があるため、資格手当が基本給に含まれるのか、別に支給されるのかを確認してください。
2.介護職としての経験
経験年数や担当業務によって、基本給や手当が変わることがあります。転職時に前職の経験がすべて評価されるとは限らないため、「経験年数を給与に反映するか」「前職の給与を考慮するか」を面接で確認すると判断しやすくなります。
3.施設の種類
特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、通所介護、訪問介護などでは、仕事内容と勤務時間が異なります。同じ日勤専従でも、送迎、入浴介助、訪問、記録、レクリエーションなど、担当する業務によって負担や必要な経験が変わります。
4.地域
求人の給与水準は、都市部か地方かなど勤務地によって異なります。ただし、給与が高く見える求人でも、家賃や通勤費などの生活費を含めると、手元に残る金額が多いとは限りません。
5.手当と賞与
月給が高くても、賞与がない場合や、手当が一定の条件を満たした場合だけ支給される場合があります。年収を比べるときは、次の式で確認します。
想定年収=月給×12か月+賞与+毎月以外に支給される手当
賞与が「基本給の何か月分」なのか、「業績や勤務実績によって変わる」のかも確認が必要です。求人票に賞与の記載がない場合は、支給されないと決めつけず、採用担当者へ確認してください。
日勤専従へ転職する前に手取りを計算する方法
転職後の生活を判断するときは、求人票の月給ではなく、現在の手取りと転職後に見込まれる手取りを比べます。税金や社会保険料は個人の条件で変わるため、ここでは総支給額を比較するのが安全です。
- 転職先の基本給と毎月支給される手当を分けて書き出す。
- 夜勤手当、残業代、通勤手当など、条件によって変わる金額を分ける。
- 賞与の有無と、前年実績が保証されているかを確認する。
- 年間休日、1日の勤務時間、残業時間を確認する。
- 現在の年間総支給額と、転職後の想定年間総支給額を比べる。
特に、求人票の「月給20万円」が、基本給20万円なのか、基本給に資格手当や固定残業代を含めた金額なのかで意味が変わります。内訳が分からない場合は、面接や応募前の問い合わせで確認しましょう。
日勤専従への転職で確認したい給与条件
応募前には、次の項目を勤務先へ確認すると、転職後の収入を見積もりやすくなります。
- 月給に含まれる手当の種類
- 基本給の金額
- 資格手当の有無と支給条件
- 処遇改善に関する手当の支給方法
- 残業代が別途支給されるか
- 賞与の支給実績と算定方法
- 昇給の有無と条件
- 試用期間中に給与が変わるか
- 日勤の勤務時間と残業の平均
- 土日祝日や早番・遅番の勤務があるか
「日勤専従」と書かれていても、早番や遅番、土日勤務が含まれることがあります。夜勤がないことだけでなく、希望する時間帯に働けるかも確認してください。
給料だけでなく働く時間とのバランスで判断する
日勤専従は夜勤手当がない分、夜勤ありの働き方より総支給額が低くなる可能性があります。一方で、夜勤による生活リズムの乱れを避けやすく、家庭の事情や体調に合わせやすい場合があります。
転職を決めるときは、月給の差額だけでなく、夜勤回数、残業時間、通勤時間、年間休日、賞与を含めて比較しましょう。給料を優先するのか、勤務時間や生活の安定を優先するのかによって、日勤専従が向くかどうかは変わります。
介護職の日勤専従の給料は、常勤で月給18万〜25万円前後が目安ですが、実際の金額は求人ごとに異なります。まずは、基本給・手当・賞与・勤務時間を分けて確認し、夜勤ありの場合との差額を年間単位で計算してから転職を判断してください。







